アンナの誕生日

1、語らい


「ねえ、クラトス。あした、何の日か知ってる〜?」


「いや・・・・・・・なんだ?」


「アンナの誕生日だよ〜♪」


「なに?」


「やっぱり知らなかったんだ」


「お前は、なぜ知っている?」


「アンナに聞いたから♪」


「明日か・・・・・あれは、何か、ほしがっていたか?」


「おいしいものが食べたいってさ〜」


「他には?物をねだることはないのか?」


「さあね。本人に聞いてみたら?」


「・・・・・すまないが、おまえから聞いてくれぬか?」


「いやだねー。都合のいい時だけ ボクにたよるクセ、良くないよ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」

P.1  1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.

+次のページ+

お話トップへもどる アンナと父様-長いお話『アンナの誕生日』
copyright(c) kiyotoshi-sawa All rights reserved.